後鼻漏を自力で治す方法として、生理食塩水を使用した吸入が効果的です。家庭用の吸入器を用いて、生理食塩水を吸入することで、鼻や喉の粘膜を潤し、粘膜機能を正常化させることができます。
また、鼻うがいも一定の効果がありますが、中耳炎のリスクや免疫抗体の減少などのリスクがあるため、正しい方法で慎重に行う必要があります。これらの方法は、後鼻漏による不快感の緩和に役立ちますが、症状が改善しない場合は医療機関を受診することが重要です。
後鼻漏の治し方(自力)に関する知恵袋の質問
質問の内容
後鼻漏の治し方を教えてください。
Yahoo知恵袋
中3です。朝起きて2.3時間後ぐらいから喉に痰が詰まります。すぐ出せる痰なら良いのですが強力粘着すぎてとりずらいです。緑色で少量の痰です。
それさえ出せば後は、問題ないです。
後鼻漏とは?原因について
後鼻漏とは、鼻や副鼻腔、上咽頭(鼻咽腔)で生成された液体が鼻の穴からではなく、後方に回って喉に流れ落ちる状態を指します。この状態では、鼻水が多量に喉に流れ込むことで、喉の違和感や不快感が生じます。また、喉の粘膜を傷つける可能性もあります。重症の場合、後鼻漏の不快感によって食事や睡眠などの日常生活に支障をきたすことがあります。
副鼻腔炎によるもの
副鼻腔炎は、顔や頭の骨の中にある副鼻腔と呼ばれる空洞で起こる炎症です。この炎症により、粘り気のある鼻水が副鼻腔内にたまり、喉へと流れ落ちることがあります。これが後鼻漏の一因となります。
アレルギー性鼻炎によるもの
アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどのアレルゲンに対する反応によって起こります。この反応により鼻水が多くなり、その結果、喉に流れる鼻水の量も増え、後鼻漏を引き起こすことがあります。
鼻の腫瘍によるもの
鼻の内部に腫瘍がある場合、それが鼻水の流れを妨げ、後鼻漏の原因となることがあります。腫瘍による後鼻漏は比較的まれですが、重要な原因の一つです。
上咽頭の炎症によるもの
上咽頭炎は、鼻の奥にある上咽頭で起こる炎症です。細菌やウイルスの感染により発生し、後鼻漏の主な原因となります。
加齢によるもの
加齢により、鼻や喉の粘膜の機能が低下することがあります。これにより、鼻水が適切に排出されず、後鼻漏を引き起こすことがあります。
後鼻漏を自力で治す方法
生理食塩水を吸入器で吸ってケア
生理食塩水を使用した吸入は、後鼻漏のセルフケアとして効果的です。生理食塩水は粘膜にやさしく、粘膜機能の正常化に役立ちます。家庭用の吸入器を使用して、定期的に行うことが推奨されます。

後鼻漏を自力で治せた声がもっとも多かったです
リスクが高いが鼻うがいも
鼻うがいは、後鼻漏の治療法として一定の効果がありますが、リスクも伴います。正しい方法で行わないと、中耳炎や免疫機能の低下を引き起こす可能性があります。
鼻うがいをするリスクが高い理由
鼻うがいを不適切に行うと、水が耳管を通って中耳に入り込み、中耳炎を引き起こすリスクがあります。


鼻うがいにより、鼻粘膜に存在する免疫抗体(IgAなど)が洗い流されることがあります。これにより、粘膜の防御機能が低下し、感染症のリスクが高まる可能性があります。
まとめ
後鼻漏は、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻の腫瘍、上咽頭炎、加齢など様々な原因によって引き起こされます。自力での治療方法としては、生理食塩水を使用した吸入や鼻うがいがありますが、特に鼻うがいにはリスクが伴うため、注意が必要です。後鼻漏の症状が改善しない場合は、専門の医療機関を受診することをお勧めします。